[四国八十八ヶ所霊場・第58番札所・作礼山仙遊寺]
(御本尊)千手観世音菩薩
(御本尊の真言)おん、ばざら、たらまきりく
(住所)愛媛県今治市玉川町別所甲483
(電話番号)0898-55-2141
(御詠歌)たちよりて、されいの堂に、やすみつつ、六字をとなえ、経をよむべし
天智天皇の勅願により伊予の大守・越智守興が、作礼山上に堂宇を創建し、 天皇の守護仏を一刀三礼して刻んだ所以により作礼山と称し、寺号は、 養老年間この山で四十年間読経三昧に暮らしていた阿坊仙人が、なんの理由があってかある日突然雲の如く消えた。
という伝説にちなんで仙遊寺と号するようになりました。
なお伝説といえばその昔、龍宮の乙女たちが夜な夜な龍燈川を登って境内の燈明桜に灯明を献じた。
と伝えられていますが、その桜は枯れ、後に若木のボタン桜が植えられた側に、
「入相の、かねおにまるる、桜かな」の句碑が立っています。
その後、来錫した弘法大師が七堂伽藍を整えて四国霊場58番寺と定められました。