[四国八十八ヶ所霊場・第1番札所・竺和山霊山寺]
(御本尊)釈迦如来
(御本尊の真言)のうまく、さんまんだ、ぼだなん、ばく
(住所)徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
(電話番号)088-689-1111
(御詠歌)霊山の、釈迦のみ前に、めぐりきて、よろずの罪も、消えうせにけり
天平の頃、聖武天皇の勅願により、行基菩薩の開基と伝えられる。
この開基より時代が経過した弘仁6年、弘法大師は、四国に八十八ヶ所の霊場を開こうと祈願された。
それは、心身救済の霊場として、四国の各地に「発心」「修行」「菩薩」「涅槃」と定め、 人間が持っている八十八の煩悩を消滅させんがためのものです。
そこで大師は、四国の東北の地を基点にして右回りの霊場をと考えられて鳴門に来たとき、空中に光明輝く諸仏を感得しました。
大師は、その状景から、釈迦如来が印度の鷲峰山で説法している姿を連想され、天竺の霊山を移す意で「竺和山 霊山寺」と名付け、 持仏の釈迦誕生仏を本尊前に収めた後、八十八ヶ所の第1番寺と定めました。