高野山「三鈷の松」のラッキー3本松葉を発見!
伽藍、御影堂の前にある松の木で、「三鈷の松」と呼ばれています。弘法大師が唐(中国)からの帰国の際、密教法具の一種である「三鈷杵」を東の空に向けて投げました。時に大同元年(806年)でありました。
投げた理由は「わたしが漏らすことなく受け継いだ密教を広めるのにふさわしい地へ行くように・・」という願いが込められていました。
帰国後、その三鈷杵を探し求めていると、弘仁7年(816年)頃、高野山の松の木にかかっているということが分かりました。
そうして、高野山の地が真言密教の道場として開かれるようになり、この松を「三鈷の松」と言うようになりました。
また、通常の松の葉は2本ですが、この松の葉は3本あり、三鈷杵の先(鈷部)が中鈷・脇鈷と三つに分かれていることから、その形とあわせて 「三鈷の松」とも呼ばれています。