[四国八十八ヶ所霊場・第85番札所・五剣山八栗寺]
(御本尊)聖観世音菩薩
(御本尊の真言)おん、あろりきゃ、そわか
(住所)香川県高松市牟礼町牟礼3416
(電話番号)087-845-9603
(御詠歌)ぼんのぅを 胸の智火にて 八栗をば 修行者ならで 誰が知るべき
天長6年(827)弘法大師がこの山に登って求聞持の法を修されその満願日に空中より五柄の利剣が降り、 金剛蔵王が示現、山の鎮護を告げられました。
大師は、その剣を山の中腹に埋め、岩盤に毘盧遮那の像を刻みしかるのち千手観世音菩薩を刻んで堂宇を建立、 当寺を五剣山と号しました。
大師はさらに入唐に際し求法の前効を試み八個の焼栗を埋められましたが、 帰朝後立ち寄ってみると八本とも生長繁茂していたという因縁から、現在の寺号になったといわれています。
現在の御本尊は、寛永19年に松平藩主・松平頼重公が寄進されました。