[四国八十八ヶ所霊場・第65番札所・由霊山三角寺]
(御本尊)十一面世観音菩薩
(御本尊の真言)おん、まか、きゃろにきゃ、そわか
(住所)愛媛県四国中央市金田町三角寺甲75
(電話番号)0896-56-3065
(御詠歌)おそろしや、三つのかどにも、いるならば、心をまろく、じひをねんぜよ
天平年間、聖武天皇の勅願により行基菩薩が、弥勒菩薩の居る浄土に模して開創したお寺です。
その後の弘仁6年(815)来錫した弘法大師が御本尊の十一面世観音菩薩を刻み、 さらに三角の護摩壇を築いて二十一日間、降伏護摩秘法を修せられたのち四国霊場第65番札所と定められました。
現在、境内にある「三角の池」がそのときの遺跡であり、そしてこれが寺号となっています。
寛政7年如月27日に三角寺に詣でた俳人一茶は、
「これでこそ、登りがいあり、山桜」と詠んだ句碑があります。