[四国八十八ヶ所霊場・第61番札所・栴檀山香園寺]
(御本尊)大日如来
(御本尊の真言)おん、あびらうんけん、ばざら、だどばん
(住所)愛媛県西条市小松町南川甲19
(電話番号)0898-72-3861
(御詠歌)のちの世を、思へばまいれ、香園寺、とめてとまらぬ、しらたきの水
用命天皇の御代、天皇のご病気平癒を祈願して聖徳太子が堂塔を創建したところ、金衣白髪の老翁が出現して 本尊の大日如来を安置し、それらのことにより天皇から教王院の勅号を賜わる。
天平年間には、行基菩薩も錫を留めて修し、さらに大同年間、来錫した弘法大師は難産で苦しんでいる婦人を見、 救おうと栴檀の香焚いて護摩修法されたのが山号のもととなり、その縁により安産、子育て、お身代わり、 女人成仏の四つの誓願と秘法を遺されています。
大師はさらに唐の国から持ち帰った金像1寸八分の大日如来を御本尊の胎内に納め、唐木栴檀をもって本尊に薫じ 護摩修法されたのが寺号の由来となりました。