[四国八十八ヶ所霊場・第77番札所・桑多山道隆寺]
(御本尊)薬師如来
(御本尊の真言)おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
(住所)香川県仲多度郡多度津町北鴨一丁目3番30号
(電話番号)0877-32-3577
(御詠歌)ねがいをば、ぶつどうりゅうに、入りはてて、ぼだいの月を、見まくほしさに
当寺領はもと和気道隆公の荘園でした。
この荘園内の桑畑で天平勝宝元年(749)のある夜、怪光が起きました。
道隆公は怪光を退治しましたが、そのとき誤って乳母を射殺。
道隆公は乳母の供養を願い、桑の木で薬師如来像を刻み、それを安置するための宇堂を建立したのがはじまりです。
その後、第二代住職・朝祐法師が七堂伽藍を建立し、寺号を開祖の名をとって道隆寺と名付けたといいます。
のち、諸国を行脚中の弘法大師が当寺に留錫され、二尺五寸立像の薬師如来を刻み、道隆公の彫った小像を胎内に納めて御本尊とし、 四国第77番札所と定められました。