[四国八十八ヶ所霊場・第52番札所・瀧雲山太山寺]
(御本尊)十一面観世音菩薩
(御本尊の真言)おん、まか、きゃろにきゃ、そわか
(住所)愛媛県松山市太山寺町1730
(電話番号)089-978-0329
(御詠歌)たいさんへ、のぼれば汗の、いでけれど、のちの世おもへば、なんの苦もなし
用命天皇の御代、九州豊後(大分県)の国の真野長者が高浜沖で暴風雨に遭い、観音経を唱え祈ると、 龍雲山の方向から差した御光のお蔭で助かりました。
不思議の思って山に登った長者は、小さな草堂の中に十一面観世音菩薩の尊影を拝しました。
長者は助けられたお礼にと、本国で木組みした材料をここまで運び一夜のうちに建立したと伝えられています。
のち聖武天皇の勅願によって来錫した行基菩薩が十一面観世音菩薩を刻み御本尊として安置しました。
のちに来錫した弘法大師は、護摩ヶ森で護摩供を修せられしのち四国霊場52番札所と定められました。