[四国八十八ヶ所霊場・第40番札所・平城山観自在寺]
(御本尊)薬師如来
(御本尊の真言)おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
(住所)愛媛県宇和郡愛南町御荘平城2253-1
(電話番号)0895-72-0416
(御詠歌)しんがんや、じざいの春に、花さきて、うき世のがれて、すむやけだもの
平城天皇の勅願所として大同2年(807)勅を奉じて当山に来錫した弘法大師が、 一本の霊木から御本尊の薬師如来と脇立の阿弥陀如来、十一面観世音菩薩の三尊を刻んで安置し、 開基したお寺です。
開創後、当山に行幸された平城、嵯峨の両帝は一切経および大般若経を納められ御朱印と山号勅額を下賜されたのいならず毎年、 勅使を下向させて護摩供を修せられました。
ために、この地方を御荘と呼び、山号勅額にちなんでお寺のある町を平城と呼ぶようになりました。
寺宝に大師ご自作の宝判があります。
また五輪塔は平城天皇の御陵といわれています。