[四国八十八ヶ所霊場・第37番札所・藤井山岩本寺]
(御本尊)阿弥陀如来・観世音菩薩・不動明王・薬師如来・地蔵菩薩
(御本尊の真言)なむ、ほんぞん、かいえ、かん
(住所)高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
(電話番号)0880-22-0376
(御詠歌)六つのちり、五つの社あらわして、深き仁井田の、神のたのしみ
天平年間、聖武天皇の勅願を奉じた行基菩薩が、七難即滅、七福即生を祈念して仁井田に天の七星を象取つて七ヶ寺を建立し、 その根本寺として福円満寺と名付けました。
その後の弘仁年間に来錫した弘法大師がさらに五社五寺を増建して仁井田五社、十二福寺と称し大師自ら星供養曼荼羅を書き写し、 三国相承の星供秘法を修せられ当寺を四国37番札所と定めました。
種々なる由緒を持っているお寺ですが、天平の兵火に遭って全焼したを足摺岬にある金剛福寺の山主、 尊海法親王の助力によって再興され、じめいを現在のものに改めました。
このお寺には、子安桜、戸たてずの庄屋、筆草、尻なし貝、三度栗、口なし蛭、桜貝など現実と法益を交ぜた七不思議の伝説があります。