[四国八十八ヶ所霊場・第32番札所・八葉山禅師峰寺(求聞持院)]
(御本尊)十一面観世音菩薩
(御本尊の真言)おん、まか、きゃろにきゃ、そわか
(住所)高知県南国市十市3084
(電話番号)088-865-8430
(御詠歌)静かなる、我がみなもとの禅師峰寺、浮かぶ心は、法の早船
弘法大師が開基したお寺です。
当山の山容が八葉白蓮に似、境内は蓮台に似ているところから山号を八葉山と称し、 大同2年(807)大師がこの山で「求聞持の法」を修されたことにちなんで、 求聞持院と号しました。
御本尊の十一面観世音菩薩は、土佐沖を航行する緒船の安全を願って大師が刻んで安置したものです。
このお寺の仁王門に立つ仏法護持の金剛力士二体は仏師定朝の作で国宝に指定されていますし、 寺宝には徳治3年と銘のある鐘、さらに永禄13年銘の鰐口などがあります。
また、本堂前の奇岩奇石の岩間には俳人芭蕉の
『木枯らしに、岩吹きとがる、杉間かな』の句碑があります。