[四国八十八ヶ所霊場・第29番札所・摩尼山国分寺]
(御本尊)千手観世音菩薩
(御本尊の真言)おん、ばざら、たらま、きりく
(住所)高知県南国市国分546
(電話番号)088-862-0055
(御詠歌)国を分け、宝を積みて建つ寺の、末の世までの、利益のこせり
天平11年(739)聖武天皇の勅願により行基菩薩が開基したお寺です。
また御本尊の千手観世音菩薩をはじめ、脇士の不動明王、毘沙門天ともに行基の作です。
のち、来錫した弘法大師は、「星供の秘法」を修され、当山を四国29番札所と定められました。
前述の聖武天皇はある年、国毎に一つの国分寺を建てるように命じました。
このお寺はその時の土佐の国分寺です。
また天皇は、自ら金光明最勝王経を写経して納められ、さらに天下泰平、万民豊楽を祈る勅願所と定められました。
以後、各皇家の尊信を得、藩政期には藩主より寺領、堂塔などの寄進を受けています。