[四国八十八ヶ所霊場・第28番札所・法界山大日寺]
(御本尊)大日如来
(御本尊の真言)おん、ばざら、だどばん
(住所)高知県香南市野市町母代寺476-1
(電話番号)0887-56-0638
(御詠歌)つゆ霜と、罪を照らせる大日寺、などか歩みを、運ばざらまし
行基菩薩が開基したお寺であり、四尺五寸の御本尊、大日如来像も行基の作です。
その後、弘法大師が来錫して中興し、本尊のご縁日の二十八日にちなんで四国第28番札所とされました。
さらに大師は、末世の人々の利益を願い、境内の楠の木に爪で薬師如来を彫られ、立木をそのまま奥の院とされました。
楠の木は明治初年に倒れましたが、その跡地に一堂を建立その霊木を安置しています。
以上が爪彫り薬師と呼ばれる由来であり、特に首から上の病に霊験ありといわれ信仰されています。
この奥の院は山門から一丁ほど奥にあります。
また、その堂の左側の岩窟より湧き出る清水は大師加持水として知られています。