[四国八十八ヶ所霊場・第22番札所・白水山平等寺]
(御本尊)薬師如来
(御本尊の真言)おん、ころころ、せんだり、まとうぎ、そわか
(住所)徳島県阿南市新野町秋山177
(電話番号)0884-36-3522
(御詠歌)平等に、へだてのなきと聞く時は、あら、たのもしき仏とぞみる
弘法大師が41歳のときこの地に来錫し、諸人の厄除けを祈願されていると、空中に瑞雲がたなびくのを感じられました。
と、そのたなびきの中に梵字が出現しました。
梵字を加持すると不思議にも、薬師如来の尊像が感応されました。
大師は供える水を求めて井戸を掘られました。
ところが、湧き出たのは乳白色の水であったが大師は頓着せず、その水で沐浴修行された後薬師如来像を刻んで御本尊とし、 堂塔を建立して安置しました。
当寺を22番札所と定めました。
白水山の山号はこの由来によるものです。
そして、平等寺という寺号は、一切衆生を平等に救済する、という意から命名されました。
この井戸の白水は万病に効く「弘法の水」として知られ、また開運の霊泉でもあります。